ADHDといっしょに! 自分の強みがわかって自信がつく60の楽しいワーク

ケリー・ミラー/著、池田 真弥子/訳、日戸 由刈/監修

出版年月:

ページ数:128

ISBN:9784491055701

2,090 円(税込)

米国アマゾン児童LD・ADHD部門 No.1ベストセラー!

2018年の刊行以来、米国アマゾンのジャンルベストセラーを獲得し続け、多言語に翻訳されている本作が、ついに日本上陸。

ADHDを持つ小学生(親子で。高学年ならひとりでも)に向けた、自分の強みを知り、自信をつちかうワークブックです。

計画を立てる、忘れない、頼みや思いを伝える、集中する、感情の爆発にそなえる、落ちつく……自分の特性を知ることから始まって、ADHDとうまく付きあっていくために必要なことを、60のワークで一歩ずつ学んでいきます。

【本書の特徴①】ADHDといっしょに成長する「ストレングス・ベースド・アプローチ」

本書のベースは、子どもたち一人ひとりの強みに焦点をあてるという視点。ADHDの特徴から、否定的な自己イメージを持ちはじめてしまいかねない小学生時期にこそ、取り組んでおきたいワークです。「ADHDは、付きあい方を知ってることで武器になります。そのことを、子どもたちに理解してもらいたいのです」(本書より)

【本書の特徴②】効果があったワークに厳選

著者は二人のADHD児を育てる母親でもあります。臨床ソーシャルワーカーとして担当してきた子どもたちに、母親として我が子に、どちらにも効果を感じたワークに絞って掲載しています。

【本書の特徴③】大人の発想も変える

監修を務めた、相模女子大学人間心理学科の日戸由刈教授も推薦。それぞれのワークに記された意図や方法は、保護者や先生にとっても学びになります。

子どもが「自分の特性との付きあい方」を学べるだけでなく、

大人の発想も変えてくれるワークです。

親ごさんや先生にも読んでほしい!

(監修/日戸由刈 より)

※補足情報※

巻末の「ADHDへの理解を助ける資料集」について。本書では割愛した英語版のみのコンテンツは、以下の通りです。

大人向け
【書籍】
『Outside the Box: Rethinking ADD/ADHD in children and Adults』Thomas E Brown著、American Psychiatric Association Publishing、2017

『Effective Parenting for the Hard-to-Manage Child:A Skills-Based Book』Georgia A DeGangi、Anne Kendall著、Routledge、2008

『Social Thinking and Me Kids’ Guidebook to Social Emotional Learning』Michelle Garcia Winner、Linda K Murphy著、Think Social Publishing、2016

『Everyday Blessings: The Inner Work of Mindful Parenting』Jon Kabat-Zinn、Myla Kabat-Zinn著、Hachette Books、1998

『Understanding Regulation Disorders of Sensory Processing in Children』Pratibha Reebye、Aileen Stalker著、Jessica Kingsley Publishers、2007

『Understanding Your Child’s Sensory Signals』Angie Voss著、Create Space Independent Publishing Platform、2011 

【WEBサイト】
https://www.additudemag.com/
https://www.understood.org/
https://impactparents.com/
https://chadd.org/

【ポッドキャスト】
ADDitude「ADHD Experts」 
Penny Williams「Beautifully Complex」
Nikki Kinzer and Pete Wright 「Taking Control: The ADHD Podcast」
Laura Rolands「Practical ADHD Strategies」


【YouTube】
YouTubeチャンネル「How to ADHD」
(YouTubeチャンネル「ADHDtips」内の動画)ADHD: Essential Ideas for Parents - Dr. Russell Barkley

子ども向け
【書籍】
『It’s Hard to Be a Verb!』Julia Cook作、Carrie Hartman絵、National Center for youth Issues、2008

『Free Association Where My Mind Goes During Science Class』Esham Barbara作、Mike Gordon絵、Little Pickle Press、2018

『Cory Stories: A kid’s Book about Living with ADHD』Jeanne Kraus作、Whitney Martin絵、Magination Press、2004

『What Were You Thinking?:Learning to Control Your Impulses』Bryan Smith作、Lisa M.Griffin絵、Boys Town Press、2016

 

大人の方へ
この本を読んでいるあなたへ

第1部 ADHDと自分
1章 自分のADHDをよく知ろう
2章 自分の得意と苦手

第2部 ADHDの言いなりには、ならない!
3章 イライラ、怒り、大爆発に、そなえるテクニック
4章 注意と集中 しっかり聞くためのテクニック
   (本当は、すごくつまらないと思っても)
5章 衝動をおさえる、かしこく選択する

第3部 ADHDとうまくいくように
6章 ルーティン:やるべきことを忘れない
7章 コミュニケーション:友だちとうまくいく
8章 計画:目標に向かって進む
9章 準備はオーケー!

ADHDへの理解を助ける資料集
出典

ケリー・ミラー/著
2004年、ペンシルバニア大学にて社会福祉学修士号(MSW)
を取得。州の認可を受けたソーシャルワーカー(LCSW)として働きながら、これまでに500人以上のクライアントをサポートしている。テレビ・ラジオ出演、寄稿、米国最大のメーリングリストでのコラムニストなど多方面で活躍。2018年に刊行された本書の原書『Thriving with ADHD Workbook for Kids』は15万部以上を売り上げ、多言語に翻訳されている。最新作に『Love Hacks: Simple Solutions to Your Most Common Relationship Issues』(2024年刊)がある。(皿洗いで)愛をそそいでくれる夫デービッド、ADHDの息子レミーとロンドン、ウィペット犬のムースとともに暮らしている。

池田 真弥子/訳
翻訳者。上智大学文学部心理学科卒。上智大学大学院文学研究科心理学専攻博士前期課程修了。臨床心理士の資格を取得し、医療機関、学校、療育センターなどで、心理判定員、心理カウンセラー、スクールカウンセラーとして勤務。その後、翻訳の道へ。訳書に『賢い人の秘密 天才アリストテレスが史上最も偉大な王に教えた「6つの知恵」』(文響社)。

日戸 由刈/監修
相模女子大学人間社会学部人間心理学科教授。博士(教育学)。公認心理師。臨床心理士。臨床発達心理士。横浜市総合リハビリテーションセンター発達精神科外来に心理職として20年勤務。同センター児童発達支援事業所「ぴーす新横浜」園長を経て、2018年より現職。著書、監修書多数。