<育成年代の指導者必読!>
選手も指導者も
もっと野球が好きになるために――。
育成年代の「リーグ戦」化で
日本野球界を変える!!
著者・阪長友仁氏が2015年に創設したリーグ戦「Liga Agresiva(リーガ・アグレシーバ)」は全国各地で160校以上が参加している(※2023年10月現在)。2023年夏の甲子園優勝の慶應義塾高校や、同ベスト8のおかやま山陽高校も参加する中、チーム全体のレベルアップだけでなく、地域の底上げにもつながっています。本書では、こうしたリーグ戦の重要性を説くだけではなく、著者自らが体感したドミニカ野球の育成環境を参考に、いま日本の野球育成年代で変化が求められる環境づくりと指導マインドについて語ります。
【ドミニカ野球育成年代の特徴】
○試合はすべてリーグ戦
○金属バットは使用しない
○投球数と登板間隔の管理
○スポーツマンシップ精神
○MLBに通用する技術の習得
ドミニカから学んだ指導法を活かし、世界に羽ばたく選手を育てる!!
第1章 ドミニカ共和国の育成システム
第2章 勝利至上主義を考える
第3章 選手と指導者の良き関係とは?
第4章 堺ビッグボーイズの取り組み
第5章 リーグ戦化を推進する意義
第6章 日本野球への提案
阪長 友仁
(さかなが・ともひと)
一般社団法人Japan Baseball Innovation 代表理事
1981年生まれ、大阪府交野市出身。新潟明訓高校3年生時に夏の甲子園大会に出場。立教大学野球部で主将を務めた後、大手旅行会社に2年間勤務。野球の面白さを世界の人々に伝えたいとの思いから退職し、海外へ。スリランカとタイで代表チームのコーチを務め、ガーナでは代表監督として北京五輪アフリカ予選を戦った。その後、青年海外協力隊としてコロンビアで野球指導。JICA企画調査員としてグアテマラに駐在した際に、同じ中米カリブ地域に位置する野球強豪国のドミニカ共和国の育成システムと指導に出会う。大阪の硬式少年野球チーム「堺ビッグボーイズ」の指導に携わりつつ、同チーム出身の筒香嘉智選手(当時横浜ベイスターズ)のドミニカ共和国ウィンターリーグ出場をサポート。さらには、2015年に大阪府内の6つの高校と高校野球のリーグ戦「リーガ・アグレシーバ」の取り組みを始め、現在では全国で160校以上に広がっている。2023年には一般社団法人Japan Baseball Innovationを設立し、野球界に新たな価値を創造する活動をさらに進めていく。