皆、誰かにとっての巨人だ。周囲の世界を変える影響力がある。正しくリーダーシップを発揮してその役割を果たそう!
本書は、あらゆる組織で生きる人のための指南書でもある。インクルージョンの時代でどうすれば皆を幸せにできるか。どうすれば自分が幸せに生きられるか。そのために守ってほしい14の約束を紹介する。
自分自身のこと、組織の人間関係、選択する未来……元NBAプレイヤーで組織心理学者が教える、ウェルビーイングな生き方!
ポーチライト・ビジネス・ブック・アワード受賞!(リーダーシップ&ストラテジー部門)
序文 001
はじめに 008
約束その1 自分自身を客観的に分析する 024
効果的なフィードバック・モデル
1.フィードバックの目的は何か/2.フィードバックには事情が考慮されているか?/3.フィードバック恩恵を受けるのは誰か?/4.そのフィードバックは、今役に立つものか?/5.現実的なフィードバックか?/6.容赦のないフィードバックか?/7.フィードバックは共有されているか?
【ワーク】暗闇のなかで魂を見つける 044
約束その2 成功するために全力を尽くす 047
1.「いい人」は必ずしも失敗するとは限らない/2.成功するのに冷酷である必要はない/3.成功の定義は人それぞれ/4.成功するには、明確で生き生きとしたビジョンが必要だ/5.成功には妥協が必要だ/6.成功はゼロ・サム・ゲームではない/7.成功は細部に宿る
約束その3 勇敢かつ無防備になる 064
【ワーク】あなたの夢は何か? 083
約束その4 自分のなかのバイアスに警戒する 084
約束その5 自分の影響力の強さを認識する 111
約束その6 心と身体を気づかう 138
1.健全なマインドセット/2.アクティブ・ラーニング/3.バランスよく栄養を取る/4.運動/5.時々休憩を入れる/6.週に一度の疲労回復/7.よく眠る
【ワーク】ウェルビーイング・トラッカー 154
約束その7 人々に最善のことを期待する 156
約束その8 従業員を人として認識する 171
約束その9 適切なタイミングで効果的なフィードバックをする 187
効果的なフィードバック・モデル/フィードバックの目的は何か?/フィードバックには事情が考慮されているか?/フィードバックで恩恵を受けるのは誰か?/そのフィードバックは今役に立つものか?/現実的なフィードバックか?/容赦のないフィードバックか?/フィードバックは共有されているか?
【ワーク1】効果的なフィードバック・モデルを使ってフィードバックを評価する 201
【ワーク2】「マイクロ評価」をやってみよう 201
約束その10 相手に集中する 202
【ワーク】あなたと同僚との関係 214
約束その11 組織文化に責任を負う 216
約束その12 組織の現在地を客観的に分析する 229
前衛/理性的な支持者/ペシミスト/無気力な人/保身を優先する人/反対分子
約束その13 自己開示ができる環境を築く 250
約束その14 ずっとここにいたいと思えるような環境を作る 272
おわりに 言行一致 286
謝辞 298
原註 300
ジョン・アメイチ(OBE) JOHN AMAECHI OBE
組織心理学者。『ニューヨーク・タイムズ』紙ベストセラー作家でもあり、人気の講演家、エグゼクティブ・コーチおよびAPSインテリジェンス(APS)の創業者でもある。さらに、FTSE 250種指数に含まれる中堅の優良食品会社や、年商24億ポンドの医療系企業の社外取締役を務めている。
イギリス北部のマンチェスター近郊にあるストックポート出身。18歳のときにイギリス人初のNBA選手になるという夢を叶えるために、一人でアメリカへ旅立つ。初めてバスケットボールに触ってからわずか6年でその目標を達成し、2000年にはマサチューセッツ州にあるバスケットボール殿堂でジャージが展示された。この殿堂でジャージが展示された唯一のイギリス人である。
スポーツ界から引退後も研究と指導の両方を続けている。CIPD(人事開発公認機関)の公認科学者、公認研究員であり、英国公衆衛生協会およびビジネス心理学者連盟の研究員でもある。イースト・ロンドン大学の研究員も務め、効果的でインクルーシブなリーダーシップ、ハイ・パフォーマンスなチーム作り、また未来の労働環境に備えて、生産性と人々の活気を最大限にできる組織の設計方法などを研究している。
APSはこの10年間にわたって、急成長した企業から確立されたグローバルなブランド企業に至るまで、何百社もの組織と連携して戦略を練り、リーダーやチームや組織文化の強化に取り組んできている。
訳者
福井 久美子 FUKUI KUMIKO
英グラスゴー大学大学院英文学専攻修士課程修了。英会話講師、社内翻訳者を経て、2005年からフリーランス翻訳者。訳書に『5秒ルール』(東洋館出版社)、『月光殺人事件』(論創社)、『最強ボーンブロス食事術』(集英社)、『PEAK PERFORMANCE 最強の成長術』(ダイヤモンド社)、『ハーバードの自分を知る技術』(CCCメディアハウス)、『世にも危険な医療の世界史』(文藝春秋)などがある。