ルカ・モドリッチ自伝 マイゲーム

ルカ・モドリッチ/著 ロベルト・マッテオーニ/著 長束恭行/翻訳

出版年月:

ページ数:502

ISBN:9784491041001

2,200 円(税込)

バロンドール、ワールドカップMVP、FIFA年間最優秀選手、欧州CL三連覇、FIFA世界最優秀選手賞……など、これまで様々なタイトルと栄冠を手にした、クロアチアの英雄ルカ・モドリッチ初の自叙伝。

本書は、レアル・マドリーで10番を背負うルカ・モドリッチが、故郷クロアチアの少年時代、ザダルでのユース時代、プロ契約、ビッグクラブへの移籍、クロアチア代表の誇り、愛する家族など、それぞれについて自らがすべてを打ち明けた、唯一無二の自叙伝。

「素晴らしい才能を持った中盤のプレーヤー。身長や体格、体力に関係なく、すべての若い選手にとってルカ・モドリッチは素晴らしい模範だ」――サー・アレックス・ファーガソン

「理想的なプレーリズム、精密なステップワーク、数手先まで導くシンプルな打開策によって、まったく新たなフットボーラー像を創り上げた慎ましやかな天才」――ズヴォニミール・ボバン


レアル・マドリーのチームメイトたちも本書を絶賛!!

◆ギャレス・ベイル
「彼の物語を読めば、君たちが困難や偏見にぶつかったところでも、どうすれば人生で成功を収められるのかが理解できるだろう」

◆マルセロ
「ルカの人生とサッカーの物語は息を呑む内容だ。この物語の中心となるのは感情なんだ」

◆カリム・ベンゼマ
「ルカと一緒にプレーしながら、『サッカーのDNA』という言葉はどんな意味なのかをすぐさま僕は理解した。偉大な友人が頂点に達するため、どうしても通らなければならなかった困難な道のりが何だったのかを僕はこの本で色々と知れた。まさに最強の人物しかやり遂げられないことだ」

◆ラファエル・ヴァラン
「ルカは素晴らしいフットボーラーだし、才能もあれば責任感もある。またプレーを通してはっきりしているのは、彼が偉大な人物でもあることなんだ。いつもチームを第一に考えてくれるからね。彼の自叙伝を読んだあと、どうやって彼が世界最高のフットボーラーになったのか、どうしてその後も謙虚な人物であり続けられたのか、僕の中でより明確になったんだ」

序文① サー・アレックス・ファーガソンより
序文② ズヴォニミール・ボバンより
第一章 ロシアでの戦いを終えて
第二章 僕の生い立ち
第三章 二人の恩師 ~ザダル時代
第四章 大人への階段 ~ディナモ時代
第五章 ヴァトレニの仲間入り ~代表デビュー
第六章 EUROのトラウマとプレミア挑戦 ~トッテナム時代
第七章 欧州戴冠に向かって ~マドリー入団
第八章 前人未到のチャンピオンズリーグ三連覇
第九章 ワールドカップ・ロシア大会
第十章 もう一つの異なるサッカー人生
謝辞
訳者あとがき

ルカ・モドリッチ

1985年9月9日、ザダル生まれ。レアル・マドリーに所属し、クロアチア代表ではキャプテンを務めるクロアチアのプロサッカー選手。ポジションはミッドフィールダー。NKザダルでサッカーキャリアをスタートし、ディナモ・ザグレブで最初のリーグタイトルを獲得した。トッテナム・ホットスパーに4年間在籍したのちにマドリーに移籍すると、四度のチャンピオンズリーグ優勝を含めた16個の優勝トロフィーをもたらし、クラブキャリアの頂点に達した。モドリッチは現代の世界最高のミッドフィールダーの一人として、クロアチア・サッカー史における最高の選手の一人として捉えられている。2018年には最優秀選手に授与される、4つの権威ある賞(ワールドカップのゴールデンボール、FIFA年間最優秀選手賞、UEFA欧州最優秀選手賞、フランス・フットボール誌のバロンドール)のすべてを同じ年に受賞した世界初の選手になった。特筆すべきタイトルや個人表彰として、三度のUEFAスーパーカップ優勝、四度のFIFAクラブ・ワールドカップ優勝、チャンピオンズリーグ最優秀ミッドフィールダー、クラブ・ワールドカップ最優秀選手、国際スポーツプレス協会のアスリート・オブ・ザ・イヤーが挙げられる。ヴァーニャ・モドリッチ(旧姓・ボスニッチ)と結婚し、三児の父親。『マイゲーム』は彼の最初の著作となる。"


"ロベルト・マッテオーニ

1962年、プーラ生まれ。クロアチアを代表するスポーツジャーナリストの一人で、コラムニスト、著述家、編集者。サッカー選手としてNKイストラでプレーしたのち、幾つかのスポーツ協会で実務を経験。また、サッカーキャリアと同時にスポーツジャーナリズムに従事し、まもなくしてプロのスポーツ記者に転じた。『ヴェチェルニ・リスト』『ヴィエスニク』『スポルツケ・ノヴォスティ』といったクロアチアの全国紙や雑誌に寄稿し、2011年からは『スポルツケ・ノヴォスティ』の編集メンバーに。クロアチア代表番は1994年から担当し、三度のワールドカップと三度のEUROを取材報道した。同じく、世界中で行われたクロアチア代表の予選試合や親善試合を数多く報じ、イタリア・サッカー事情と欧州クラブシーンを得意分野としてきた。国際スポーツプレス協会の会員で、2017年からFIFA最優秀選手賞「ザ・ベスト」の記者投票のメンバー。2009年にはクロアチア・スポーツプレス協会の最優秀コラムニスト、2012年にはスポーツ界の発展に寄与したことでプーラ市スポーツ協会特別表彰を受けている。


長束恭行

1973年、名古屋生まれ。サッカージャーナリスト、クロアチア語通訳・翻訳。同志社大学経済学部を卒業後は銀行員として働くも、1997年に海外サッカー初観戦となるディナモ・ザグレブの試合に感銘を受け、帰国後に退職。その後はクロアチアと周辺国の観戦旅行を繰り返し、2001年にクロアチア移住。ザグレブ大学でクロアチア語を会得し、クロアチアを中心に旧ユーゴ諸国のサッカーを10年間取材した。2011年から4年間は拠点をリトアニアに移して取材範囲を拡大。取材記を一冊にまとめた『東欧サッカークロニクル』(カンゼン)は2018年度ミズノスポーツライター賞の優秀賞を受賞している。訳書に『日本人よ! 』(著者:イビチャ・オシム、新潮社)、著作に『旅の指さし会話帳 クロアチア』(情報センター出版局)、共著に『ハリルホジッチ思考』(東邦出版)がある。